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注目が集まる幹細胞治療!最新の治療法をチェックしよう

先生

幹細胞治療の特徴

幹細胞は、未分化な状態で自己複製ができる細胞です。つまり幹細胞は細胞分裂により、まったく同じ種類の細胞になることができます。また、成熟、あるいは分化して、皮膚や血液、筋肉など特定の機能を持った細胞へ変化することもできます。幹細胞治療とは、この幹細胞の性質を利用した治療法ですが、この治療が有効とされる病気はまだ数少ないのが現状です。効果が報告されているものは、おもに血液疾患や免疫不全の他、後天性骨髄機能低下などの病気です。現在は、骨髄以外に臍帯血から血液幹細胞を得ることが可能で、臍帯血移植も多く実施されるようになってきました。このように、この治療により、今まで困難であった治療が容易になったり、救われなかった命が救われたりするようになったことは、患者さんの立場から考えると、とても喜ばしいことだと思います。しかし、治療自体がまだ実験的段階にあるため、解明されてない点も多く気を付けるべきことも多々あるといえます。

手術室

幹細胞治療を受ける時の注意点

幹細胞治療の問題点は、幹細胞の調整作業が困難で品質管理が難しいことがあげられます。そのため、すべての患者さんに同レベルの幹細胞を提供することはできないという点が、治療上のリスクになり得るといえます。また、病気の組織を治すには、どの幹細胞を使うのが適切かということもまだはっきりとは解明されていません。さらに、体内に残った細胞の長期的安全性についても、これからの経過観察が必要な段階です。もしも、患者さんがこの治療法を選択する場合には、医師との事前の相談が重要になるでしょう。その疾病に対しての治療法として一般的に行われているのかどうか、さらにどの程度の効果が期待できるのか、また、移植した細胞に対して拒絶反応が出た時の対処法など、疑問点を確認しておくことが重要です。安全性や緊急事態への対処法に加えて、費用の点でもしっかり確認しておく必要があるでしょう。また、主治医以外からのセカンドオピニオンを受けることも大切だと思います。